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今回、本当は昨年の7月に行った房総方面の大回り旅行をお伝えするつもりだったが、下書きノートを紛失したので、今回は本年3月に高崎高校鉄道研究会OB(以下、鉄研OB)の皆さんと行った春の青春18きっぷ旅行の様子をお伝えしようと思う。しかしながら、この旅行。私が計画したのではない。また、予定表を写し取らせてもらったのだが、紛失してしまった。だから時刻などの情報は記すことが出来ないが、ご了承いただきたい。
3月15日朝。先ず鉄研OBの方々と合流する前に新前橋駅にてkyaputen-ryota氏(以下、ryota氏)と会わなければならない。今までの旅行でもそうだけれど、彼は私が駅に着くと必ず既にそこにいて私を待っている。今回も案の定、先に待っていてくれた。彼が、何時も私が後に来ることについて、どう思っているかは知ったことではないが、とりあえず集合時間に合えば良いと思っている。有人改札にて青春18きっぷに押印してもらい早々と歩廊に降り立った。 歩廊で高崎行きの普通電車を待っていると、見たことも無い試運転表示を掲げた電車が入ってきた。青と黄色がかったクリーム色の一両編成の電車であったが、私には良くわからない。(調べたら牽引車であることが分かった。)私が珍しがってカメラを向けていると、ryota氏は「そんなのは何時でも見るよ」と言って涼しげにしている。毎日、電車通学をしてきた人だけあって、恐れ入る。珍車が行ってしまってから、高崎行きの普通電車が入って来た。 牽引車(形式不詳) 高崎には10分程で到着する。一旦、改札を出て鉄研OBの方々と合流するが、青春18きっぷなので、改札を出るのに対しては痛くも痒くもない。駅員にチラと切符を見せつけ、颯爽と改札を抜ける。鉄研OBの方々と軽く挨拶を交わしてから、再び改札を抜け歩廊に戻る。両毛線の普通列車で小山に向かうのである。 両毛線小山行きの普通列車は115系電車だったと思う。私はこの電車に乗るとき、いつ引退するのかと思うのであるが、そういった話は今のところ耳に入ってはこない。489系が定期運用を外れた今、115系は最古参の国鉄車両に入るのではなかろうか。しかしながら、内装設備は気に入っている。殆どがボックスタイプのクロスシートで旅行するのには都合がいい。尤も、外装もレトロなので気に入っていないわけではない。そうして列車は動き出したが、飽きる程乗っている路線なので、特筆すべき景色も無い。しかしながら、紅葉時の桐生~栃木の車窓は美しい。私は4年前に紅葉真っ盛りの両毛線に乗ったが、素晴らしいものであった。その景色が再び見たいので、昨年の11月に受験の間を縫って両毛線に乗ったのであるが、見事に時期を外し、非常に残念であった。 両毛線 115系電車(桐生で撮影) 小山に着いたら、東北本線に乗り換え北へ向かう。先ず宇都宮行きの電車に乗った。小山から宇都宮は直ぐに着く。宇都宮では食事をするため、駅の飲食店を色々と見て回ったが一向に決まらず、結局はNEW DAYSにて朝食のお握りとペットボトルの茶を買った。ホームに降り立つと訓練車と記されたデカ目のスカ色115系が留まっている。私はてっきりデカ目の115系は廃車になっていると思っていたので非常に驚いた。デカ目というのは素晴らしけれど、見慣れないせいか少し異様でもある。カメラに収めて反対側を向くと少し前とは模様を変えた日光線107系が停まっている。こちらにも若干驚いた。 デカ目の115系訓練車(宇都宮で撮影) 107系電車(宇都宮で撮影) 黒磯行きの電車は湘南色211系。見慣れた車両である。しかしながら宝積寺から先は未乗の区間であって、そういった場所に乗りなれた電車で向かうというは、なんとも不可思議な感を起こさせる。乗りなれた電車で未知の路線へ。まあ尤も、乗りなれた自動車で未知の道路を走るのと同じ様な事なのかもしれない。そう考えれば何とも無い。黒磯で郡山行きの普通電車に乗り換える。形式は701系。ワンマンカーのようであった。この車内に可愛い女子中学生が3人ほど座っていたので、ryota氏と彼女らのことについて話していると、気づかれてしまったのか、別の車両に移ってしまった。全く残念である。しかしながら、少しは目の保養になったと思う。彼女らも居なくなり、目が暇になったので先頭部にかぶり付くことにした。前が良く見えるというのは甚だ面白い。隧道を抜けたり橋を渡ったりした。駅には線路を取り外したようなスペースが幾つもあり、東北本線を特急が謳歌した時代を思い起こさせるが、悲しい風景でもある。やはり東北本線には国鉄色の特急と旧客が良く似合う。そんなことを思っていると右手に貨物ターミナルが見え、郡山に到着した。 東北本線 211系電車(宇都宮で撮影) 東北本線(宇都宮~黒磯)の車窓 東北本線 701系電車(黒磯で撮影) 東北本線(黒磯~郡山)の前方車窓 白坂駅入線 郡山駅には丁度一年前に来た。その時は水郡線で来て、磐越東線で去った。あと、ryota氏のご尊父にお会いしたのもその時だった。記憶にも新しい郡山で乗り換える電車は一年前にも乗った水郡線である。今度は一年前とは逆の上り方向で乗車する。水郡線は風光明媚なローカル線だけれども、如何せん距離が長すぎる。何事も「すぎる」ことはいけない。要するに飽きるのである。私が一年前初めて水郡線に乗った時、ryota氏はもう既に乗車済みで、彼が再び水郡線に乗ることは無かった。私も出来るだけ水郡線の再乗車は避けたかった。それはryota氏も同じ思いであったろう。しかしながら今回は多人数の集団旅行である。私とryota氏だけが別行動をとるわけにもいかない。腹を据えて水郡線に乗車することにした。 水郡線キハE130系気動車(郡山で撮影) 乗ってみると田舎のローカル線のくせに車内は混んでおり、私たちは座ることが出来ない。そして、あんなに乗るのが嫌だった水郡線だけれども、乗ってしまえば面白い。それが鉄道享楽者の良いところであり悪いところである。また、昨年は初老の紳士と車中で喋り続けていたから、車窓もあやふやであった。今回は車窓に集中することが出来る。そう思えば退屈も和らぐ。でもまあしかし、長いわけであって、段々と退屈してきた。私の周りに座っておられた鉄研OBの方々は眠りについた様であったので、雑談することはできない。通路向かい側の二人掛けボックスシートに座っていたryota氏とyuki氏は起きているので、そちらのお二方とお話しすることにした。何を話したか内容は忘れたけれど、鉄道の話だったと思う。そうしていると、どこかの駅に着いて、窓からホッパー車が見えた。採石場が近くにあるのかもしれない。対向列車を待ち合わせて、直ぐに発車した。その後は雑談を続けながら車窓を何枚か撮影した。水郡線は川沿いを行くので、そういう所は綺麗である。紅葉の時期などは最高であろうと思った。そのうちに開けた田園風景が広がり水戸に到着した。 水戸では東京に向かうため常磐線に乗り換える。乗車したのはE531系。普段ならグリーン車に乗車するところであるが、我儘は言えないので普通車に腰を据える。周りも暗かったし、度々乗っている路線なので車窓には注目しなかった。車内に泉ピン子のauの広告があり何となく不気味だったので写真を撮った。土浦にて特急に抜かされるため、十幾分停車。歩廊に出て、通過の特急「スーパーひたち」を撮ったが見事にブレてしまった。その後はあまり記憶が無いけれど、いつしか上野に到着した。 常磐線 E531系電車(水戸で撮影) 上野からは東京タワーに向かったのだけれど、その途中はあまり覚えていない。京浜東北線に乗って浜松町で降りた気がする。降りた後は東京タワーに向かって歩く。途中、増上寺の前を通り過ぎたのだが、その門が真っ暗であったのでライトアップくらいすれば良いのではないかと思った。 その後は東京タワー見物をするのであるが、それは次回お伝えしたいと思う。 それでは・・・
by sotechan
| 2010-06-07 14:25
| 旅行
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